日本海軍の潜水艦は、艦隊戦力の中で敵艦艇への攻撃と索敵を主任務としており、索敵能力を向上させるため艦載機を搭載している艦が多かったのが特徴でした。
日本海軍の潜水艦は艦載機を搭載するために他国の潜水艦よりも大型化されていましたが、それでも通常の水上機を格納するには難があり、通常の水上機よりも若干小型の「96式小型水上機」を搭載していました。この「96式小型水上機」の後継として昭和12年(1937年)に開発を始めたのが「零式小型水上偵察機」で、昭和15年(1940年)に制式採用されています。
「零式小型水上偵察機」は、軽量化を実現するために羽布張り構造と単葉を採用、機体デザインは複葉機に似ていますが、コクピット部分は密閉型となっています。
潜水艦に搭載するため、機体は折り畳めるようになっており、各部は結合が容易になるように工夫されています。
「零式小型水上偵察機」は、潜水艦に広く搭載されて索敵任務を中心に運用、個々の潜水艦だけではなく日本海軍全体の索敵能力の向上に大きく寄与しました。また、太平洋戦争緒戦において、日本海軍は長大な航続距離を活かして潜水艦をアメリカ西海岸へと派遣、その主砲で沿岸部の施設を砲撃した他に、搭載する「零式小型水上偵察機」による爆撃も行っています。
フジミ 1/72 空技廠 零式小型水上機 プラモデル FC40 2025.07再生産
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販売価格 |
1,760円(税込)
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型番 |
FC40 |
定価 |
2,200円(税込) |
在庫状況 |
在庫あります(予約品は予約可です) |