昭和18年末、陸軍ではジュラルミン材不足の対策として、生産機の木製化を図り、手始めに増加試作中のキ-84、のちの四式戦闘機「疾風」の木製化を立川飛行機に命じた。立川では、中川守之義氏の指導、品川信次郎技師を中心とする設計陣により、撃墜した英国製モスキート木製爆撃機や、ソ連製ミグ3、ミグ5戦闘機などを参考にして、研究・設計を行った。木製機で金属製機と同じ強度を持たせるために、キー84に比べて自重で268kg、全備重量150kg増加、当然に上昇性能が低下した。試作1号機は、19年9月に完成し、10月に初飛行に成功、20年1月に陸軍の基本審査を完了した。陸軍の生産計画では、月産1,000機が目標だったが、終戦までに完成したのは試験機を併せて12機ほどであり、未完成の機体が多数存在した。
実機データ:
全長:9.95m
全幅:11.238 m
エンジン:中島 ハ45甲 空冷複列星型18気筒1860HP(1990HP/離陸出力)
最大速度:618km/h
乗員:1名
武装:12.7mm機関砲 x 2・20mm砲 x 2
*高品質レジン+クリアキャノピー+デカール付属!
A&Wモデルス 1/144 立川 キ-106 試作戦闘機 レジンキット AW144066★
販売価格 |
3,861円(税込)
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型番 |
AW144066 |
定価 |
4,290円(税込) |
在庫状況 |
在庫あります(予約品は予約可です) |