昭和18年、十七試陸偵の開発が戦局の変化で中止となり、あらためて高高度強行偵察を目的とする十八試陸偵が、空技廠で大築志夫技師中佐の主務設計で進められた。昭和15年にドイツから輸入したハインケル He119 高速偵察爆撃機と同様に、胴体中央部に液冷式倒立V型12気筒発動機2基を並列に装備し、延長軸で機種のプロペラを駆動する構造を採用し、最大速度は高度10,000mで722km/h以上、航続距離も巡航速度463km/hで3,333km以上、という当時のいかなる戦闘機よりも優れた速度と航続距離が目標であった。試作は急ピッチで進められたが、70%ほど進行した19年6月、試作機種の整理が断行され本機もその対象となり試作の続行が危ぶまれたが、ネ-330ターボジェットエンジン搭載の快速攻撃爆撃機とする案が採決され、「景雲改」(R2Y2)として試作継続となるが、完成前に終戦を迎えた。
A&Wモデルス 1/144 空技廠 R2Y-1 景雲 十八試陸上偵察機 レジンキット AW144074★
販売価格 |
4,356円(税込)
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型番 |
AW144074 |
定価 |
4,840円(税込) |
在庫状況 |
在庫あります(予約品は予約可です) |