1935年(昭和10年)12月に萱場製作所社長・萱場資郎が陸海軍の航空関係者へ郵送した「成層圏飛行機申言書」に始まり、カツオドリやイカにヒントを得た無尾翼高速ジェット機の開発を進言した。これに興味を示した陸軍参謀本部の石原莞爾大佐らの働きかけもあって、1936年(昭和11年)1月に陸軍の出資によって萱場製作所が5年間でジェットエンジンの開発を行うことが決定し、萱場製作所内部にジェットエンジン搭載航空機の開発を目的としたKF研究課が設置された。航空研究所・木村秀政助教授による設計は二ヶ月ほどで完了し、この機体は日野熊蔵のイニシャルをとって「HK-1」と名付けられたが、「萱場一型」とも呼ばれていた。製造は津田沼に所在していた伊藤飛行機製作所に依頼され1938年(昭和13年)2月末に完成した。しかし1940年、陸軍初の飛行試験中・着陸に失敗して大破してしまう、その後「ク2型」「ク3型」と引き続き開発されたが実戦機を優先する陸軍の方針もあり開発計画は残念ながら中止された。
実機データ:全長:3.50 m 全幅:10.00 m 全高:1.80 m 翼面積:14.0 平方メートル 自重:120 kg 滑空速度:85 km/h 乗員:1名
模型の大きさは。1/144スケールですから全長2.4センチx全幅6.9センチ位の大きさになります。
A&Wモデルス 1/144 萱場一型 HK-1 無尾翼近距離戦闘滑空機 レジンキット AW144085★
販売価格 |
2,772円(税込)
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型番 |
AW144085 |
定価 |
3,080円(税込) |
在庫状況 |
在庫あります(予約品は予約可です) |