戦争初期を勝利で飾った零戦は1000馬力に満たないエンジンでできる限りの飛行性能を実現した素晴らしい戦闘機でしたが、その改良型として昭和16年初めにエンジン換装を含めたA6M3型の開発が開始されました。エンジン換装による高空性能の向上、主翼折り畳み装置の廃止によるロール(横転)率、速度性能の向上、および生産性、整備性の向上等でした。カウリングは空力的洗練の向上の為再設計され、気化器取入れ口が下から上に移動し、翼端は角形に整形され合計1m短縮され、主翼固定武装の20mm機関砲も弾数の増えた99式2号固定銃2型に換えられました。
こうして改修されたA6M3は、昭和16年7月14日に初飛行し、数々のテストの結果、零式2号艦上戦闘機32型として海軍に採用されソロモン、南西太平洋に配備され活躍しました。

キットは、マニアに好評のチェコの模型メーカー・エデュアルド製の精密なキットです。
2022.10の新製品です。

エデュアルド 1/48 零式艦上戦闘機 三二型 プロフィパック プラモデル ED82213