トリプレーン、またはトライプレーン・トライプとも呼ばれたこの戦闘機はアルバトロスD.IIIの登場で「血の四月」と呼ばれた1917年4月には数少ないアルバトロス機に対抗できる戦闘機として活躍し、ドイツ側に大きな衝撃を与えドイツ側でも三葉機を開発する契機となりました。
トリプレーンの初戦は大きな成果を上げ、降下速度こそ劣っていましたが、際立った上昇力と高空性能でアルバトロス D.IIIを圧倒する事に成功しました。
トリプレーンの名声は海軍第10飛行隊のB小隊、通称「ブラック小隊」によって高められました。
そのエース・パイロット、レイモンド・コリショー率いるこの小隊はすべてカナダ人で構成され、その所属機はブラック・マリア、ブラック・プリンス、ブラック・ジョージ、ブラック・デス、ブラック・シープといった名が付けられていました。尾翼とカウリングが黒く塗られていることで識別できた、このブラック小隊はトリプレーンを使用した3ヶ月で87機のドイツ機を撃墜しました。
コリショー自身もその最終的なスコア60のうち34をこの飛行機で上げており、トリプレーンとして最高のエースになりました。このトリプレーンは上昇性に優れるなど利点もありましたが、武装の弱さや構造の複雑さなどで後継のキャメルが配備されると、練習機とされ第一線退きました。
生産総数は147機と言われています。
ローデン 1/32 ソッピース トリプレーン 三葉戦闘機 WW-I プラモデル RO609
販売価格 |
8,448円(税込)
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型番 |
RO609 |
定価 |
10,560円(税込) |
在庫状況 |
売り切れです |