日本陸軍の命により、中島飛行機は四式戦闘機より長い航続距離の高高度戦闘機としてキ87は1942年(昭和17年)に試作を開始しました。試作一号機の完成は計画より大幅に遅れて1945年2月になりました。被弾した時の燃料漏れによる火災を防ぐため、機首右側面に大型排気タービンを備えて高々度の性能向上を目指した。しかし排気タービン過熱問題により、増加試作機では他の多くの機種同様機体下面に排気タービンを設置する形にすることも検討されそうです。
翼内に大口径機関砲や燃料タンクのスペースを設ける為、主脚は90度回転し後方に引き込み式とした為複雑な構造の実用化に難航し、脚の動作不良に苦しみました。
重武装、重装甲の機体で、機体の全備重量は約6.1 tという当時の日本単発戦闘機としては異例の巨体となりました。
試作1号機のテスト中は、エンジンの不調、排気タービンの過熱問題、主脚の動作不良に悩まされ、5回のテスト飛行を実施しただけでそのまま終戦を迎えました。しかし操縦性は悪くなくキ84よりも感じがよい機体ではあったといわれています。
本機は中島において試作された最後の戦闘機となりました。
キットは、チェコのRSモデル社製プラモデル組み立てキットで、2017新金型のキットです。
マーキングは3種類 試作時・架空マーキング(伊丹基地56戦隊・首都防衛244戦隊)が再現できます。
RSモデル92211 中島キ-87試作高高度戦闘機 1/72スケール プラモデルキット
販売価格 |
3,256円(税込)
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型番 |
RS92211 |
定価 |
4,070円(税込) |
在庫状況 |
売り切れです |