【紫雲】とは、めでたいしるしとされ、むらさき色の雲の事をいいます。念仏行者の臨終などにあたって、阿彌陀仏がこの雲に乗って来迎するといわれています。
その吉兆の名前を付けらた、川西 水上偵察機は昭和14年、海軍は敵戦闘機の制空権下でも強行偵察が可能な高速水上偵察機の試作を、十四試高速水上偵察機として川西航空機に指示しました。海軍が求めた最大の要求は、水上機でありながら戦闘機より高速な機体でした。
これに対して川西は、当時最大出力をもつ実用発動機火星を装備・大馬力による反作用を打ち消すため日本初の2重反転プロペラ採用・空気抵抗軽減のため、緊急時には胴体下の主フロートを切り離す機構・翼端の補助フロートは上半分が気嚢式とし、飛行中は空気を抜いて内側に密着させる半引き込式・そして主翼には層流翼という新機軸で挑みました。
試作第一号機は1941年(昭和16年)12月3日初飛行・海軍の飛行審査では、最高速度は468 km/hで敵戦闘機よりも遅く、各部に故障が多いなど問題の多い機体でしたが、軽巡大淀型に搭載する強行偵察機、仮称二式高速水上偵察機として採用を内定し、増加試作機発注しました。
1943年(昭和18年)8月には紫雲一一型として制式採用されました。
キットは、チェコのRSモデル社の2010年新金型キットです。2018年に新パッケージになりました。
RSモデル92215 川西E-15K 紫雲 水上偵察機 1/72スケール プラモデルキット
販売価格 |
3,256円(税込)
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型番 |
RS92215 |
定価 |
4,070円(税込) |
在庫状況 |
売り切れです |