1939年(昭和14年)に立案された海軍の実用機試製計画で、三菱十四試局地戦闘機(実用機試製計画番号M-20、後の雷電)に引き続く高性能局戦として、三菱 十七試局地戦闘機(M-70)と中島 十七試局地戦闘機(N-60)の試作が予定された。その際、海軍の出した要求は、最高速度時速 750 km以上、上昇力は高度 8,000 mまで10分で到達すること、武装は 30mm 機関銃 ×1、20mm 機関銃 ×2、30kg又は 60kg爆弾を二個搭載可能...と非常に厳しい要求に対して考案されたのが双胴推進式の機体であった。しかし残念ながら、エンジンの開発が遅れ、風洞試験の結果、水平尾翼がプロペラからの気流の影響で異常振動することが判明するなど、機体の実用化は困難な状況となり、戦局の変化と同じ推進式の機体と同じ発動機を備えながらより有望と思われる九州飛行機の「震電」の実用化に有望な見通しが付いたため、閃電は機種整理の対象となり1944年(昭和19年)7月試作中止となった。
実機データ:
全長: 13.00 m・全幅: 12.50 m・全高: 3.50 m
主翼面積: 22.0 m2 ・ 全備重量: 4,400 kg
動力: 三菱ハ43-41型 空冷星型複列18気筒エンジン
最大速度: 759 km/h
乗員: 1名
武装: 機関銃 20mm機銃 ×2 ・30mm機銃 ×1
爆装: 30 kg爆弾 ×2
A&Wモデルス 1/144 三菱 J4M1十七試局地戦闘機 「閃電」 レジンキット AW144079★
販売価格 |
4,356円(税込)
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型番 |
AW144079 |
定価 |
4,840円(税込) |
在庫状況 |
在庫あります(予約品は予約可です) |