実機解説:昭和14年、海軍は敵戦闘機制空下の強行偵察も可能な高速水上偵察機の試作を、川西に一社特命のかたちで指命した。川西は、高速性能を得るため当時利用可能な様々な新機軸を盛り込むことで、高速水上偵察機を実現しようとした。
1.当時最大出力の実用発動機「火星」を装備し、日本初の2重反転プロペラを採用。2.空気抵抗軽減のため、緊急時には胴体下の主フロートを切り離す機構を搭載。3.翼端の補助フロートは上半分がキャンバス製の気嚢式とし、飛行中は半引き込式。4.主翼は層流翼を使用。試作第一号機は昭和16年12月3日に初飛行し、18年8月には紫雲11型として制式採用された。着想では極めて珍しい機体であったが、機能を十分に発揮できず終戦前にその悲運な一生を終えた。
A&Wモデル 1/144 川西 E15K1 紫雲 水上偵察機 レジンキット AW144081★
販売価格 |
4,356円(税込)
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型番 |
AW144081 |
定価 |
4,840円(税込) |
在庫状況 |
在庫あります(予約品は予約可です) |