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震電は第二次世界大戦末期、海軍航空技術廠(空技廠)で開発された戦闘機です。製作は九州飛行機が担当して、1945年8月3日、九州の蓆田(むしろだ)飛行場で初飛行しました。この機体は非常に珍しい形をした機体で主翼を後ろに持っていき通常水平尾翼と呼ばれる小翼を前に配置したものです。エンジンは機体の後部にありプロペラが後ろ向きに取り付けられています。エンテ翼と呼ばれるこの方式は、機首にプロペラがないために機銃を機体の中心に装備することにより命中率を上げることができます。また機体のラインがなめらかになり高速を出すことができます。震電はB-29などの長距離爆撃機迎撃のために試作されましたが、同年8月15日、日本は連合軍に対して降伏をしたため開発は中止されました。
《データ》
乗員:パイロット1名
機体全幅(主翼幅):11.11m
機体全長(プロペラスピナー後端まで)9.76m
全高(地面から垂直尾翼先端まで):3.92m
エンジン:「ハ43」42型空冷式エンジン
エンジン出力:2,030馬力
最大速度:高度8,700mで750km/h
機体に搭載された武装:30mm機関砲が4門
シャープな凹モールド
成型色はグレー・キャノピーはクリア・マーキングは水転写式デカール
マーキングは1945年8月の試作1号機
主な使用色は中島系暗緑色・機体内部色・三菱系明灰白色・黄橙色
ハセガワ 1/72 局地戦闘機 震電 プラモデル D20