1/48 スホーイ Su-17/22UM-3K Fitter“フィッターG”/キティホーク80147/

【実機解説】
スホーイ設計局がSu-7の改良型として開発したのがSu-17です。戦闘爆撃機として設計された本機は同設計局が初めて実用化した可変翼と高い搭載能力が相まって優れた攻撃力を持つ機体となりました。しかし1981年に発生したシドラ湾事件においてリビア空軍所属のSu-17とアメリカ海軍のF-14Aが空中戦となりSu-17が撃墜されました。同じ可変翼機同士の戦闘で勝利したF-14の優位性が宣伝されましたが元々Su-17は戦闘爆撃機でありリビア空軍の稚拙な運用がこの結果を生み出したとも言えます。現に戦闘爆撃機として本機を運用したソ連空軍はアフガニスタンにおいてゲリラ掃討作戦にその能力を発揮、またこの機体を採用したアフリカのアンゴラ等は対地攻撃で大きな成果を上げたと伝えられています。この様な優れた攻撃能力をより高める為に複座型として発展したSu-17UM3でマルチロールのはしりと言えるでしょう。この型を輸出型としたのがSu-22UM3Kと呼ばれるモデルでエンジンの仕様が若干へ変更されています。

【模型解説】
ソ連空軍の戦闘爆撃機として成功を収めたSu-17-22UM-K3をモデル化しました。特徴ある複座型を新規に開発、採用国の多さに合わせてマーキングもソ連空軍やポーランド空軍所属機など併せて６種類を用意しました。単座型のSu-17共々ぜひコレクションにお加え下さい。