実機解説：
1939年春、陸軍は仮想敵国であった対ソ作戦に備え、長距離偵察を目的とした偵察機の開発を命じた。
立川飛行機では、技術課長遠藤良吉技師、設計課長品川信次郎技師のもと、設計主任に小口宗三郎技師、工作主任に外山保技師が就いて、キー74設計スタッフを組んだ。最大速度こそ軍の要求値に届かなかったものの、作戦航続距離は6000kmに達したため、陸軍では本機を主力爆撃機とすることを決定し、試作機を使って乗員の訓練を開始した。総計14機製造され、連合国軍に占領されたサイパン空襲等の計画が立てられたが、実戦に参加することなく終戦を迎えた。

実機データ：全長：17.65 m・ 全幅：27.00 m　エンジン　：三菱 ハ104・ル 空冷複列星型18気筒 × 2
最大速度：570 km/h（高度8,500m)　乗員： 5名　武装：　爆弾 1,000 kg・12.7 mm旋回機銃 × 1

この製品はレジンキャスト組み立てキットです。完成品ではありません。

★レジンコンプリートキット、クリアパーツ、デカール付属！

A&Wモデルス 1/144 立川 キ-74 試作遠距離偵察爆撃機 レジンキット AW144032