1/144 Xian Y-20 Kunpeng　大型輸送機/アニグランド4097/お取り寄せ商品/

プラモデル組み立てキット

実機解説 2013年1月26日に初飛行に成功したと公表された中国人民解放軍空軍が開発中の大型輸送機。過去、中国の主力輸送機は、最大離陸重量61t、最大搭載量20tのY-8（C-130並みの中型輸送機）であったため、1990年代初頭より、中国は初の大型輸送機としてロシアのIl-76の導入を推進した。1991年には最初の3機が到着し、92年には7機、98年には14機のIl-76を保有しており、2005年にはにはさらに34機の発注が行なわれた。しかしこの発注分の引渡しはコスト面の問題により遅延していると伝えられていた。そこで中国は大型輸送機の海外依存を脱却し国産化を図ったものと考えられる。
また将来的には、輸送機型のみならず派生型として、Y-20をベースとした空中給油機や、早期警戒管制機などが開発されるものと思われる。デザインは下反角のついた高翼配置、大型の単垂直尾翼、高水平尾翼配置の、輸送機としてはオーソドックスなものであるが、主翼に超臨界翼を採用し、複合材料の使用比率を高める可能性があるとしている。これにより軽量化を図り、上昇能力を強化し、揚抗比を高め、エンジンの推力と最大離陸重量を変更せずに、搭載量を増やすことを可能にしている。コックピットには全曲面ガラスを採用し、いくつかの部品を3Dプリント技術により製造している。今後、中国人民解放軍空軍の主力大型輸送機として100〜300機程、大量生産されると思われる。

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